神戸市立自然の家 スタッフブログ

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巣箱を回収しました

2017/12/26 | スタッフブログ  投稿者:秦克成

こんにちは、自然の家のハダです。

昨冬設置した、はだしの里の巣箱を回収しました。

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この巣箱には今年は「ヤマガラ」という鳥が子育てをしました(下の写真は5月のものです)。

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巣立ちのときは残念ながらタイミングが合わず観察できなかったので、どんな中身になっているか楽しみです。

では、ごかいちょ~

 

 

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大量のコケの一番上のところに産座(卵を産むためのふかふかのくぼんだ部分)がしっかり見えます。

 

 

取り出して外巣と内巣に分けてみると、産座は綿とコケの芽?などを敷き詰めてできていることが分かります。

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自然の家では綿花の栽培などしていないのに、森の中に、こんなにたくさんの綿があるとは驚きです。

 

続いて外巣。

 

こちらもよく見るとスギの皮などを編み込むようにして作られていました。

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これだけ手間暇かけて作られた巣で育てられたヒナたちはどれだけ快適だったでしょうか。

それだけに巣立ちを確認できなかったのが残念です。

 

また、巣箱を利用するのは鳥だけではありません。

 

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冬を越そうとコケのベッドを利用しに来るのです。

鳥のほとんどが一度使った巣は使わないので、虫たちにはかわいそうですが追い出したあと、しっかり巣箱を洗いました。

 

 

ちなみに鳥の巣は主に子育ての為に使われます。なのでほとんどの鳥は、子育てが終わっている秋から冬には巣を使いません。

キツツキの仲間は冬にもねぐらとして巣穴を掘ります。掘るのが面倒なキツツキは巣箱を利用することもあるそうです。

また、春になると高速で木を叩く音を出してメスにアピールする「ドラミング」という行動をとります。そんなとき、中が空洞で入口の穴が開いている巣箱は、音がよく響いて使い勝手が良いのです。

 

使う生き物が変われば使い方も大きく変わるようです。

 

 

巣箱をかけること自体にそこまで大きな意味はありません。

ただ、それをきっかけに鳥のこと、自然のことを知ろうとすることができるのが巣箱の良さかもしれません。

 

神戸市立自然の家 ハダ