珍客現る!!
スタッフブログ 公開日: 最終更新日:2017/12/19 投稿者:神戸市立自然の家
こんにちは、自然の家のハダです。
先日、六甲施設の中を見回っていたところ、床に鳥影が、、、
小さく茶色っぽい色、細いくちばし、その他もろもろ・・・
とっさに「センニュウ!」と頭をよぎりました。
センニュウとはスズメ目センニュウ科という仲間のことで、「エゾセンニュウ」とか「シマセンニュウ」という風にほとんどが~センニュウという名前をしています。
今回いたのは「マキノセンニュウ」という鳥です。
日本で見られるセンニュウの仲間のほとんどが北海道で子育てをして、冬には東南アジアなどで過ごします。
春と秋には渡りの途中に神戸でも草地で見られることはあるそうですが、「センニュウ」の名の通り草の中に潜んでいるので見つけるのは難しいです。
私もこれまで200種近くの鳥を見てきましたが、センニュウ科の鳥は見たことがありません。
まさか「初センニュウ」が神戸で、しかも室内になるとは夢にも思いませんでした。
しかし思えば、今は鳥たちにとって「秋の渡り」のピーク。どんな鳥がまぎれ混んでいてもおかしくはないのです。
みなさん、是非涼しくなってきた今の時期に山へ出かけてみませんか?
その時には野鳥図鑑と双眼鏡を持参することをお勧めします。
神戸市立自然の家 秦