4月こうべアウトドアクラブ 活動のご報告!
スタッフブログ 公開日: 投稿者:ノゾエ トシヤ
みなさんこんにちは。
緊急事態宣言がでてはや1週間がたちますね。
推移をみている限りは、残念ながら延長かな…。
こうべアウトドアクラブの体験会も延長となってしまい、現在自然の家も休館扱いですが宣言が明けたらまた皆さんがご利用できるように準備を色々とこの期間の間に進めていきたいと思っています。
さて、今回は4月に開催した臨時の会をブログにあげるのを忘れていたのでアップしたいと思います!
4月の会は、メイン活動は軽い登山とクラフト作り
今回のクラフトは、ハーバリウム作り。
自然の家のスタッフに1人、ハーバリウムをよくプログラムでしている方がいるので道具を少しお借りして。
天気も良く活動日和となりました。
新しい年度の始まりなので初めて活動に参加するお子様も何人か入り始まります。
いつもの利用している摩耶ケーブルロープウェイ。
山の気候も春になり、山桜が咲いてきれいに染まっていました。
あっという間に自然の家に到着。
今回ご飯は自然の家からカレーの提供を。
私がカレーをとりに行く間に子ども達には、ハーバリウムを作るための花や植物を選んでもらいました。
花や植物を事前に乾燥させたりしないといけないので、今回は私の方で準備を2週間前からコツコツとしていました。
桜や梅の花が咲く時期なので、自然の家の中で咲いている場所から風などで落ちているのを拾ったり、子ども達がどういうふうに作るかなと考えながら春を彩る花を少しずつ集めて乾燥剤に入れて保存して水分を飛ばしていきました。
上の写真は子ども達がその乾燥剤に入っている花などを出しているところかな?と思っていたら…。
帰ってきた時もしていたので…、何してるの?ときいたら、ビーズを集めているの!?と返事が返ってきました。
乾燥材の中に、赤や青のビーズみたいな球がたくさん入っていてそれを集めていたようです。
色々な発想があって面白いなと思いつつ、中に入れるのは構わないけど全部浮いちゃうからそこの方に入れてねと伝えます。
さて、カレーの準備ができたので提供に。
せっかくいい天気なのでお外で食べる?中で食べる?と子ども達に確認。
意見がバラバラだったので、それぞれに任せる形にしました。
いつもどうりですが、初めての子もいるのでルールの提示を。
食べるときは、1人にならないようにお互いに声を掛け合ってほしい。
拠点からあまり離れすぎないこと。
次の活動に入る10分前に知らせるので、トイレを済ませてから集まること。
を子ども達にルールとして提示してお任せしました。
基本、こうべアウトドアクラブの活動や私が主催する活動では、ルールや約束ごとの提示をして自分で選択するということを大切に活動することが多いです。
そして、自分でできることは自分ですることも。
食べ終わったら、きちんと洗ってお片付け。
ここで普段から家で自分からしているかがよくわかります。していないことがダメというわけではないんですが、自分でしようとすること。そして、やるからには適当にしないということは学んでほしいなと思いながらやり直しをいつも子ども達に伝えています。洗ったふりをしたりとか、泡がいっぱいついたまま洗ったよと言ってきたりとかよくあります!
過去には、皿ごとゴミ箱に捨てた子もいたな…。場所が変わればルールも変わるので、これからのことも含めてやり直しを子ども達に伝えます。
お昼ご飯もだいたいみんな食べ終えたので、次の活動まで少し時間があったのでお外で遊びたいという声が出てきたので、少しフリーの時間を。私も昼食のお片付けがあったので少し目を離したのが悪かったんですが、ダメなことをしている子がいるよと伝えてくれた子が。
確認したところ、うん、本当にやってはいけないことしているなと。まぁ、他のスタッフがファイヤー場に置きっぱなしにしているのも問題だったんですが、植木鉢に石を当てて破壊。をして遊んでいる…。
うん、久しぶりに怒鳴りましたね。理由があるのかもしれませんが…。(話を聞いたらなかったようです。)
子ども達が、コロナでの外で活動ができていないストレスとかもこういうのでも出てきているのかもしれませんね。
人の家に来て物を壊す理由には繋がらないので行為をしていたメンバーにはお話と、きちんとできている子や初めての子たちには申し訳ないと思いつつも全体でも活動とルールのお話をしました。特に、活動の最初に『参加する』『ルールを守る』『心と体も安全な活動にする』『一生懸命する』『楽しむことを大切にする』の5つの約束は、こうべアウトドアクラブをしていく中で忘れずに活動をしてほしいと。
さて、気分を変えてクラフト作りに入りました。
ハーバリウムの説明や活動は、実は簡単なんです。ただ、乾燥した花や植物はとても繊細なので手荒に扱うと崩れるということ。
道具は基本コロナ対策として1人分で用意を今回できましたが、材料に関してはそれぞれのグループでの分量しかないということを伝えてどうやって分けるのかを子ども達同士で話し合って決めてくださいと伝えて活動を始めています。もちろん、様子を見ていて問題がおこりそうだったら間に入りますが、自分たちで話し合う。そのためには、誰かがリーダーや司会進行をしないといけない。色々な人の意見を合わせてグループが納得するルールを作らないといけない。を、ここまで何回も繰り返してきておりそれぞれのグループで話し合いはうまくいったかなと。女の子たちは、最初に数を数えて同じ分を平等に分配してから余った分を使うときに声を掛けて譲り合うという方法を。
男の子たちは、ほしい物の希望を聞いてから小さいグループにして、数をその人数で分けるという形をとっていましたね。
みんなが納得する方法を見つけるのは大変ですが、アウトドアクラブでは子ども達にその納得する方法を考えることを私は大切にしています。
完成した子たちがお外で何かをしています。何をしているのかな?と見ると、光に当てて自分の作った作品を見ていました。
一人の子が始めるとみんなも初めて、いつの間にかタワーに。タワーにしているときは、ドキドキでしたが…。
こうやって色々な人との関りで、感じることやできることが増えていく雰囲気は見ていて嬉しくなりますね。
クラフトの時間も終わり、そろそろ帰る時間に!
もちろん帰りも歩いてきた道を帰ります。
あっという間の、9時間の活動でした。
子ども達メンバーによって、毎回起きる出来事が違う。
毎回来てくれている子、久しぶりな子、初めて参加する子。
感じることは、やっぱり子ども達とこういう活動をすることは楽しいなと。
なんで?ということもたくさんありますが、一人一人の個性があり、それが混ざり合って
色々な色に変わっていく。
答えがないですが、笑い・悩み・考えていく場をこれからも子ども達と
一緒に作っていければと思います。
2年前に作ったこうべアウトドアクラブはこれからも続けていきたいなと。
そして、最初から参加してくれている子たちが年下の子たちと自分から関わってくれていたり、
のんやったらこうるかなと考えてフォローしてくれていたりと私の手を離れて自分で考えたり、
動いてくれている姿をみて頼もしいなと感じ、嬉しいなと身に染みています。
みんなと活動したいことはたくさんありますが、宣言が早く解除されないかな…。
さて、本日はこの辺にて。
こうべアウトドアクラブ担当 ノゾエ(のん)からでした。